俳句で巡る文字模似言葉

 

俳句で巡る文字模似言葉

「文字模似言葉(もじもじことのは)」展のイベントのお知らせです。
俳人の杉浦圭祐さんをゲストに迎え、展覧会の作品を鑑賞します。
杉浦さんは、今回の展覧会の出展者の作品から着想を得た俳句を作っていただいています。
杉浦さんの俳句を聞きつつ、作品を(担当学芸員の解説付きで)鑑賞する――文字・言葉を遊び、楽しむイベントです。
ぜひご参加ください。

会場:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
日時:5月8日(土)14:00~15:30

>>ボーダレス・アートミュージアムNO-MA

『ニニフニ 南方熊楠と土宜法龍の複数論理思考』小田龍哉

 

『ニニフニ 南方熊楠と土宜法龍の複数論理思考』小田龍哉

発行:左右社
四六判上製/384ページ
初版年月日:2021年4月12日
ISBN:978-4-86528-019-7
価格 4,500円+税

「南方熊楠のパンクな脳に同調し、共振することのできた、かつてない打楽器的熊楠論が登場した」中沢新一

‟ニニフニ”とは、「一」ではあるが「一」ではなく、「二」でもあるが「二」ではない――、そんな、「距離」や「時間」の状態を考えるための言葉である(本文より)

「日本人の可能性の極限」と評された熊楠と、その盟友法龍。彼らが構想したもう一つの近代が、新たな熊楠像と共に浮かび上がる冒険的論考!

[目次]
プロローグ
第一部 過去の「事」ども
第一章 逆流する学問 ─南方熊楠「事の学」の方法
第二章 「事」に時間を ─「事の学」と井上円了「妖怪学」
第三章 土宜法龍と「事」ども ─真言密教と〈複数の即〉
第四章 逃げ去る土宜法龍 ─安政元年のスキゾ・キッズ
第二部 天上の恋、地上の「事」ども
第一章 「わたし」の霊魂不滅論─交わりの視点から読む南方熊楠・土宜法龍往復書簡(前)
第二章 未完の「南方曼陀羅」─交わりの視点から読む南方熊楠・土宜法龍往復書簡(後)
第三章 バイロジカル・ロマンティック ─恋と戒律と南方熊楠
エピローグ
第三部 資料編 南方熊楠宛土宜法龍書簡 一八九三─一九〇四年(新翻刻)
注釈一覧
あとがき

>>左右社
>>「南方熊楠像を今どう語るのか -幽霊とニニフニ」

「文字模似言葉(もじもじことのは)」展カタログ

「文字模似言葉(もじもじことのは)」展カタログ

ボーダレス・アートミュージアムNO-MAにて開催の
「文字模似言葉(もじもじことのは)」展(2021年2月13日~5月30日)のカタログ

正方形で、かわいらしいサイズ(12.8×12.8cm)の本ですが、中身はぎっしり180ページのボリュームです。
出展者のプロフィール、作品図版に加え、今井祝雄アートディレクターが本展を語るテキストや、美術史家の加藤瑞穂さんやNO-MA学芸員による論考も収録しています。
さらに、各出展者の表現から着想を得て、俳人の杉浦圭祐さんによって詠まれた俳句も掲載しています。

◇出展者の情報が充実
・各作者の作品図版と紹介文掲載
◇作品とリンクする俳句
・杉浦圭祐(俳人)がこのカタログのために詠んだ俳句を収録
◇展覧会を深める3 本のテキスト
・「もじもじことのは」口上(今井祝雄/本展アートディレクター)
・「アール・ブリュットと文字」(山田創/NO-MA学芸員)
・「具体美術協会と言葉」(加藤瑞穂/大阪大学博物館招へい准教授)
(掲載順)
◇全編フルバイリンガル(日・英)仕様
販売価格:2,500円(税込)

>>ボーダレス・アートミュージアムNO-MA

安原一郎展

 

安原一郎展

今回の作品は木目の描いたドローイングに、瀬戸内の風景を重ねて制作致しました。

会場:horyuji 不二画廊
   生駒郡斑鳩町法隆寺1-9-33
会期:2021年5月4日(火)~5月16日(日)
   月曜日休み
時間:11:00〜17:00(最終日16:00)

>>horyuji 不二画廊
 

小泉光子展「形骸」

小泉光子展「形骸」
Mitsuko Koizumi Solo Exhibition, “Skeleton”


夢をみました。
展覧会のタイトルは「形骸」だと夢の中で知らされました。
思えば、私は、最初から確固たるものを造ってはきませんでした。
何かがなくなり形骸が残るのではなく、形骸を、空虚を造りたかったのです。
                            (小泉光子)

  香りによるコラボレーション:クリエイター 伊地知夏生による調香「形骸」

会場:コンテンポラリーアートギャラリーZone
   大阪府箕面市桜井2-10-5
会期:2021年4月17日(土)~5月5日(水)
時間:12:00〜18:00 木曜•金曜休み

>>コンテンポラリーアートギャラリーZone

「意気猫々」 西脇直毅 新作展

「意気猫々」 西脇直毅 新作展

会場:ギャルリー宮脇
展示期間:2021年4月9日(金)~4月25日(日)
開廊時間:13:00~18:00 (月曜休廊)

西脇直毅は、ボールペンを用いて何千何万という「猫」の形態を一つ一つ高密度に反復増殖させた驚異的な描画表現を行う。

数歩離れて見れば猫文様は天の川の星々のように朦朧と消え入り、美しいグラデーションを生んでいる。
無数のネコの結晶と、緻密な縄目の文様が形造る、目にも綾なるミクロコスモスが、
果てしない視覚冒険へと見る者を誘う!

>>ギャルリー宮脇