文字模似言葉(もじもじことのは)

文字模似言葉(もじもじことのは)

現代の情報社会において、私たちの身の回りには、様々な文字とことばが溢れている。街なかの標識・看板から新聞やテレビ・SNSに至るまで人が生きるなかで不可分である文字やことばであるが、そこには単なる情報伝達の手段を超えて、言霊といわれるように、“発し語り記す”人間の思考や感情のみならず魂さえ宿すこともある。
文学に限らず現代美術やアール・ブリュットの表現者においても文字やことばを扱った表現は珍しくない。本展では、“視る読む聴く”をキーワードに、文字とことばの持つメッセージやエネルギー、手書きからデジタルによるタイポグラフィーとしての造形など創造性豊かな作品を幅広く紹介し、日常とアートについて再考するものである。

本展アート・ディレクター、美術家 今井祝雄

【出展者】
林葵衣 戸來貴規 今井祝雄 岩崎司 木原真男 国谷隆志
元永定正 清水ちはる 鈴村恵太 牛島光太郎 八巻誠治

会場:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
会期:2021年2月13日(土)~5月30日(日)
開館時間:11:00~17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
観覧料:観覧料 一般300円(250円)、高大生250円(200円)
   ※中学生以下無料、障害のある方と付添者1名無料 
   ※( )内は20名以上の団体料金

オープニング・イベント「文字模似言葉(もじもじことのは)パフォーマンス&講演会」
本展の開催に合わせ、ディレクターの今井氏と出展者の林氏によるパフォーマンスと、展覧会を掘り下げる内容の講演会を行います。

1.パフォーマンス「ことのはディスタンス」
出演:今井祝雄+林葵衣
2.講演「ことばと美術-GUTAI を糸口に」
講師:加藤瑞穂(大阪大学 総合学術博物館 招へい准教授)
3.講演「アール・ブリュット―戸來貴規の読み方」
講師:田端一恵(社会福祉法人グロー法人本部企画事業部長)

日時:2021年2月13日(土)13:30~16:00
会場:酒游舘(滋賀県近江八幡市仲屋町21)
定員:30名(要予約)

ワークショップ「議事疑似俳句(ぎじぎじはいく)」
俳句のような句、「疑似俳句」を作ります。
1人で1句の俳句を作るのではなく、その場に縁あって集まった人の共同作業で、思いもしなかった句を作り出す試みです。
※俳句未経験者・初心者の方におすすめ

日時: 2021年3月6日(土) 13:30-15:00
講師: 杉浦圭祐(俳人)
会場: 旧伴家住宅(滋賀県近江八幡市新町3丁目15)
定員: 10名(要予約)

創作体験「もじ~る。」
文字を題材にして立体作品をつくります。簡単な作業で不思議なかたちが生まれる、子どもから大人まで楽しめるワークショップです。
※小学生以上を対象とした創作体験です。

日時: 2021年4月24日(土) 13:30-15:00
講師: 倉科勇三(園田学園女子大学短期大学部 幼児教育学科 教授)
会場: 酒游舘(滋賀県近江八幡市仲屋町6)
定員: 15名(要予約)

俳句で巡る文字模似言葉
「文字模似言葉(もじもじことのは)」展のイベントのお知らせです。
俳人の杉浦圭祐さんをゲストに迎え、展覧会の作品を鑑賞します。
杉浦さんは、今回の展覧会の出展者の作品から着想を得た俳句を作っていただいています。
杉浦さんの俳句を聞きつつ、作品を(担当学芸員の解説付きで)鑑賞する――文字・言葉を遊び、楽しむイベントです。
ぜひご参加ください。

日時:5月8日(土)14:00~15:30
講師:杉浦圭祐(俳人)
会場:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA

主催:社会福祉法人グロー(GLOW)~生きることが光になる~
連携:厚生労働省
後援:滋賀県、滋賀県教育委員会、近江八幡市、近江八幡市教育委員会
協力:一般社団法人近江八幡観光物産協会、NPO法人しみんふくし滋賀、しあわせ作業所

>>ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
>>「文字模似言葉(もじもじことのは)」展カタログ