日時:2023年3月23日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:ロームシアター京都 ノースホール
神への捧げ物や祈りが起源とされる音楽は、
やがて情景描写や文学との融合という流れを経て、
さまざまな題材から創作のインスピレーションを得ることとなる。
現代においては社会との関わり、建築や物理学、
日々革新を続けるテクノロジーなど、その視点は更に広がり多岐に渡っている。
作曲家を取り巻く環境やバックグラウンドの異なるなか
何が変わらず/或いは新たに選ばれ、創作の源泉となっていくのか。
本公演では、ヴィラ九条山レジデント時より協働を続ける
イヴ・ショリス(1980-)作品をはじめ、ジェラール・ペソン (1958-)、
ジェローム・コンビエ(1971-)、ジュリアン・マロセナ(1980-)など、
めざましい活動を展開するフランスの作曲家を中心に紹介。
彩り豊かな音世界の旅へ。
●プログラム
ジュリアン・マロセナ(1980-) アーティキュレートされた音のエネルギーについて
Julien Malaussena《Concerning articulated sound energy》 fl, cl, vn, vc, perc 日本初演
イヴ・ショリス(1980-)俺は沈黙を書いていた
Yves Chauris《J'écrivais des silences》 sop, vn, vc 日本初演
ジェラール・ペソン(1958-)5つの歌曲
Gérard Pesson《Cinq chansons》sop, fl, cl, va, vc, pf
ジェローム・コンビエ(1971-) 渚 ― 雲のない灰色の空 見わたすかぎり灰色の砂
Jérôme Combier《Estran, poussière grise sans nuages》 fl, cl, pf, vn, va, vc 日本初演
出演
アンサンブル九条山
Fl:若林かをり Cl: 上⽥希 Vn: 石上真由子 Vc: 福富祥子
Pf: 森本ゆり Sop: 太田真紀 Perc: 畑中明香
ゲスト Cond:夏田昌和 Va:後藤彩子
全席自由
一般3,000 円(当日3,500 円)
学生2,000 円(当日2,500 円)
チケット取扱:
チケットぴあ【Pコード:236-157】
お問い合わせ:アンサンブル九条山
主催:アンサンブル九条山
後援:ヴィラ九条山、日仏現代音楽協会
助成:芸術文化振興基金助成事業、公益財団法人 野村財団
Photo:Ludivine GRAGY(ランドスケープ・デザイナー)
アンサンブル九条山
2010年ヴィラ九条山レジデントであったヴァレリオ・サニカンドロにより設立された現代音楽アンサンブル。
国内外でキャリアを積み、ソリストとしても広く活動する現代音楽のスペシャリスト達で構成されている。
2015年より演奏家による企画を主体に行う形で再始動。
シアターピースや新作初演等も積極的に行い、演者の視点を採り入れた現代音楽の新鮮なアプローチを試みている。
2019年度音楽栗ティック・クラブ奨励賞、および、令和元年度大阪文化祭奨励賞受賞。
>>アンサンブル九条山