GUTAIというなにか

 

AAPアシヤアートプロジェクト
GUTAIというなにか

日時:2023年3月21日(火・祝)
開催場所:芦屋 市民会館 大ホール(ルナ・ホール)

参加費:2,000円 中学生以下:500円

1955年、1956年にGUTAI は、芦屋公園を会場に野外美術展を行いました。
野外という過酷な条件の中でメンバーたちは創作に挑みました。
そして1957年、1958年には、舞台を会場に美術展を行い、舞台という特殊な空間での作品を構想し舞台の特性を活かして、行為を作品化することにも至っています。
それに並行して絵画作品の創作も行い、野外や舞台での経験の中で自由で強靭な精神を鍛えながら、それぞれ独自に作品創作の世界へと昇華していったのです。

第二部では、1957年にGUTAIが行った「舞台を使用する具体美術」など活動初期の作品や資料から想を得て、GUTAIが試みた舞台空間へのオマージュ作品の試演会を行います。
基調講演及びトークセッションでは、終戦直後の混沌とした社会の中で、ひたむきに創造活動の可能性を追求し1970年大阪万博にGUTAI が参加するまでの軌跡と周縁に焦点をあてます。
2025年に開催される大阪・関西万博に向けて時代と表現の接点を検証すると共に、GUTAI とは一体何だったのかを掘り下げ、芦屋発祥の美術家集団GUTAI の新たな価値を示唆できればと考えています。

プログラム
第一部: 12:10~13:00|基調講演
「1970年大阪万博と前衛美術 −万博といかに関わるか、前衛の分岐点̶− 」
講師:乾健一(茨城県近代美術館学芸員)

第二部: 13:20~|「GUTAIが試みた舞台空間」へのオマージュ作品
「大きな大きな大きな広がりの中へ」試演会
構成・演出: 岡登志子
参加メンバー: Antonia Stäcker 、糸瀬公二、櫻井類、桑野聖子、
古川友紀、松村有実、野村王雅、他
舞台監督:大田和司 照明:岩村原太 音響:西川文章 音楽協力:Fritz Sitterlé

第三部:14:00~16:00|トークセッション06
「1970年大阪万博と具体」  
パネリスト 今井祝雄(美術家、元具体美術協会員)
富井玲子(美術史家) 
乾健一(茨城県近代美術館学芸員)
加藤瑞穂(大阪大学総合学術博物館招へい准教授)
司会進行 加藤義夫(AAP実行委員)
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主催:AAPアシヤアートプロジェクト実行委員会
助成:公益財団法人 関西・大阪21世紀協会、公益財団法人 神戸文化支援基金
後援: 兵庫県、芦屋市 協力:NPO法人ダンスアーカイヴ構想

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