『熊楠と幽霊』志村真幸

『熊楠と幽霊』志村真幸

発行:集英社インターナショナル
新書/ 240ページ
初版年月日:2021/02/10
ISBN:978-4-7976-8065-2
価格 860円+税

南方熊楠没後80周年!!
幽体離脱を体験者した知の巨人は心霊現象をどう考えたか?
サントリー学芸賞受賞後、第1作!


19世紀後半から、世界各地で民族誌的調査が行なわれ、民話や説話が収集され(中略)民族学や民俗学が学問として整備されていきます。熊楠は、その当時最新の方法論に飛びついたのでした。そして古今東西の文献を渉猟することで、自身の体験を解き明かす手掛かりを探そうとしました。(本文より)

【内容】(目次より)
第一章 幽体離脱体験
第二章 夢のお告げ
第三章 神通力、予知、テレパシー
第四章 アメリカ・イギリスの神秘主義と幽霊
第五章 イギリス心霊現象研究協会と帰国後の神秘体験
第六章 熊楠の夢
第七章 親不孝な熊楠
第八章 スペイン風邪、死と病の記
第九章 足跡を残す幽霊と妖怪
第一〇章 水木しげる『猫楠』と、熊楠の猫

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>>「南方熊楠像を今どう語るのか -幽霊とニニフニ」