発行:キネマ旬報社
四六判
初版年月日:2020/02/29
ISBN:978-4-87376-469-6
価格 2,200円+税
原田芳雄 生誕80年
1970年代から2011年までの長きにわたって活躍し、
変動する日本映画を支え、今活躍中の多くの監督・俳優たちにも影響を与えた彼の足跡を、あらためて振り返る――。
I…… 原田芳雄との日々 原田章代
II……原田芳雄を語る(石橋蓮司、鈴木達夫)
III …原田芳雄が語る
全て聞き手:山根貞男
原田芳雄は時代の後ろ盾を得て役者として羽ばたく多くの現場をいただきました。
俳優座を経て、撮影所の崩壊前の混乱期、テレビは野球中継車を借りて初めてスタジオを出てロケが出来るようになった、そういう時代を体ごと探りつつ作品に取り組みました。
原田と前後してその時代を共有した多くの敬愛する監督さん、俳優さん達が鬼籍に入られて、ほんとうに一つの時代が終ったという実感で、感慨深いものでした。
――本書まえがきより