山中 現 木版画展


「山中現 全版画 星と夢 1975-2020」刊行記念
 山中 現 木版画展 新作発表と自選旧作

会場:ギャルリー宮脇
展示期間:2020年7月3日(金)~7月19日(日)
開廊時間:13:00~19:00 (月曜休廊)

淡くも暖かみある色差を抑えた多色刷り木版画で人気の高い山中現。
抽象と具象のはざまに、時間と存在のシンボルとしての「カタチ」がコンポジションされた山中現の作品は、みずみずしい詩情を湛えています。表された地と 空はどこまでも遠く広く感じられ、わたしたちを安堵と不安の境界に佇ませます。

この度、山中現による四十年以上にわたる版画全作品を収載したカタログレゾネ「星と夢」(阿部出版)が刊行されました。
出版記念展となる本展では、前回の個展以降2018~2020年の新作発表に加え、山中現のキャリアの初期となる1980年代の、人を暗示するような棒状の物体が空間に佇み影を落とす墨のトーンを基調にした作品を貴重なストックから作者が自選し、山中現の長い創作のはじまりと今を展観します。
(新作25点+旧作15点=合計40点出品)

>>ギャルリー宮脇

南方熊楠顕彰館企画展「物語のなかの南方熊楠~小説・マンガ・映画・音楽~」

南方熊楠顕彰館
企画展「物語のなかの南方熊楠~小説・マンガ・映画・音楽~」

南方熊楠は、さまざまなフィクションのなかでも活躍してきました。
本展覧会では、十数名の研究者たちがイチオシの物語を紹介いたします。
今回は、館内の展示と並行して、南方熊楠顕彰会公式Facebookでも内容を順次紹介いたします。
企画展でとりあげた作品を通して、熊楠の活躍する姿を「おうち」でも楽しんでいただけるものとなっています。ぜひご覧ください。
南方熊楠顕彰会公式Facebook

会場:
南方熊楠顕彰館(和歌山県田辺市中屋敷町36番地)

会期:
2020年6月6日(土)~8月16日(日)
前期:6月6日(土)~7月12日(日) 後期:7月14日(火)~8月16日(日)
※前期・後期でパネル及び展示品の入れ替えを行います。

展示担当:志村真幸(慶應義塾大学非常勤講師)

展示作品
【前期】
『猫楠 南方熊楠の生涯』水木しげる
『ヒト夜の永い夢』柴田勝家
『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦
『クマグスのミナカテラ』原作:山村基毅 画:内田春菊
『超人探偵 南方熊楠』辻真先
『緑衣の鬼』江戸川乱歩
『ドエクル探検隊』草山万兎(河合雅雄)
『異界』鳥飼否宇
『風の中の蝶(明治波濤歌(上)山田風太郎明治小説全集9)』山田風太郎
『亀のジョンソン』大島安希子
『映像歳時記 鳥居をくぐり抜けて風』監督:池田将 脚本・プロデューサー:小笠原高志
句集『記憶』宇多喜代子
『およどん盛衰記 南方家の女たち』神坂次郎
『てんぎゃん―南方熊楠伝―第一章』岸大武郎

【後期】
『猫楠 南方熊楠の生涯』水木しげる
『紀州 木の国・根の国物語』中上健次
『緑衣の鬼』江戸川乱歩
『クマグスのミナカテラ』原作:山村基毅 画:内田春菊
『風のクロニクル』桐山襲
『花千日の紅なく 南方熊楠と妻』阿井景子
『名探偵クマグスの冒険』東郷隆
『南方熊楠 近代神仙譚』佐藤春夫
『燃えあがる緑の木―第三部 大いなる日に―』大江健三郎
『南方熊楠』水曜日のカンパネラ
『粘菌ロンと楠公少年』原作:片岡祥三 作画:つるんづマリー
『縛られた巨人―南方熊楠の生涯―』神坂次郎
『霧幻帝都』北原尚彦

>>詳細は南方熊楠顕彰館